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No2 安眠と音楽

一昔前にいろいろな効果を売り物にした音楽CDが人気を呼んだことがありました。
心が落ち着くCD、朝に聞くと目がすっきりさえるCD、元気が出るCDなどなど販売店に1歩入ればいやでも目に付く所に高く積み上げていましたがそれらのCDは今どこに行ったのでしょうか?

心地よい音楽を聞く事によって心が和み、自然とリラックスできますが、ロックや激しい音楽は脳を覚醒させてしまうので入眠前には聞かない方がいいでしょう。

川のせせらぎの音や波打ち際の音など自然の音はお勧めです。
以前、波打ち際の音をよく聞いていました、B面はウクレレが演奏されていてA面が飽きればB面を聞きながら寝ていましたが、レコードだったのでどこかに紛れ込んでしまい聞くことができなくなりました。CDに移しておけば良かったと後悔しています。

川のせせらぎの音は最初は良かったのですが、途中でカエルの鳴き声が入っていたので慣れてくると『もうすぐ鳴くぞ』と気になり眠りにくくなりました。
自然の音の場合は単調なリズムの繰り返しが良いみたいです。

    
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不眠症用の音楽があると言うのを聞かれた事があるでしょうか?
極度の不眠症に悩むロシア大使カイザーリンク伯爵がバッハに自分をなぐさめてくれるような、デリケートで愛らしい作品を依頼し出来あがったのが『ゴルトベルク変奏曲』です。
依頼を受けたバッハは自分で作曲するのが面倒くさくなり、弟子のヨハン・ゴットリープ・ゴルドベルクが作成したのでその名前が付いていると言う説や伯爵のお抱えチェンバロ奏者がゴルドベルクという名前で、伯爵が眠れない夜には「ゴルドベルク君、私の変奏曲をやってくれたまえ」と言っていたのでこの名前が付いたという説もありますが、いちいち細かい事に突っ込んでいては眠れません。

感性は千差万別人それぞれですが音楽を聴きながら眠る事が自分に合うか合わないか一度試す価値はあると思います。


くれぐれも脳を活性化するような音楽は聞かないようにしてください。
歌詞がある曲などはやめた方が良いと思います。曲が終わっても脳がリピートして眠れなくなることがあります。
音の大きさは40デシベルをを超えると眠りに悪影響を与えるという研究があります。
40デシベルというと静かな図書館ぐらいですが、車のアイドリングで65〜75デシベルですから、なかなか音の無い空間での睡眠は難しいものです。
気になる音は雑音としてとらえてしまうので、マスキング効果として音楽を流すのは理にかなっています。



 
 
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   2013/2/1
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